企業コンセプト
発達障害を持つ子どもの学びの環境は、例えば、電話会社が日本電信電話公社しかなかった時代に似ています。 学びのサービス提供者は、行政がその殆どを占めています。それに比べて、例えば、発達障害がない子ども達の学びの環境はどうでしょうか。行政が提供する学校のほかに、民間が提供する学校・塾・家庭教師・習い事・・・様々な学ぶ場所があります。
サービスの内容は、環境に介入する種類のものがその殆どを占めています。それに比べて、例えば、病気で足の動きが悪くなり歩きにくくなった場合はどうでしょうか。車椅子を使ったり、スロープを設置したりする環境に介入したサービスと、その人自身に残っている足の機能を促進するためのリハビリテーション、つまり、本人に介入するサービスがあり、選ぶことが出来ます。
私達、Kid’s Powerは、民間企業の立場から、子ども自身に介入するサービスを提供します。私達だからできることと、行政等の他の機関だからできることがあります。環境に介入することと、本人に介入すること、それぞれに良さがあります。
何が大事か?それは、選べる自由があることだと思います。多くの価値観をもった人が様々な生活を営む中で、最も価値があることは選択肢があること、選べる自由だと。
私達は、発達障害を持つ子ども達とそのご家族に、学びの選択肢の1つを提供することで、社会の発達に貢献したいと願っています。
企業のおいたち
2001年8月、当社創業者社長江口博美が兵庫県立看護大学(現:県立兵庫大学)在学中に、流通科学大学主催「ベンチャー起業論」の最終合宿にて仮想ビジネスプランのプレゼンテーションを行い、事業の新規性・社会貢献の高さから優勝を獲得し、神戸新聞への掲載や行政機関からの賛同を得る。
その後、個人で発達障害を持つ子どもへの家庭訪問や、親の会へのボランティア等の活動を続けながら、2003年8月財団法人ひょうご中小企業活性化センター(現:財団法人ひょうご産業活性化センター)からの株式投資を受け、同9月に株式会社Kid’s Powerを設立する。
2005年7・8月、保護者や療育関係者を対象にした第1回Kid’sセミナーを開催。
2006年9月、就学準備のための小集団プログラム「スクールトライアル」を開始。
2010年4月、小学生を対象にソーシャルスキルの獲得を目的とした小集団プログラム「子ども塾」を開始と、子どもの成長にあわせてサービス内容を広げる。
2013年5月、創業者社長江口博美が副腎癌のため急逝。
2013年9月、創業当初からのスタッフであった寺口雅美・荻原亜希子両名が代表取締役に就任。
2014年8月 ひょうごユニバーサル社会づくり賞 知事賞 受賞
会社概要
会社名 | 株式会社Kid's Power(キッズパワー) |
事務所所在地 |
〒673-0521
兵庫県三木市志染町青山5丁目1‐1
TEL : 0794-85-1523
FAX : 0794-85-1523 |
設立 | 2003年9月 |
代表者 | 代表取締役 宮木雅美 |
資本金 | 1,000万円 |
事業内容 | ・発達障害がある子どもへの家庭訪問による教育サービス
・発達障害がある子どもへの小集団による就学スキルレーニング
・発達障害がある子どもの家族へのペアレントトレーニング |
共同研究 | 独立行政法人科学技術振興機構 下條潜在脳機能プロジェクト |
事業協力者 | ・道城裕貴(神戸学院大学人文学部人間心理学科講師)
・やすはらこどもクリニック |
所属機関・学会 | ・神戸テイアライオンズクラブ
・盛和塾神戸
・日本心理学会
・日本発達心理学会
・日本特殊教育学会 |