「こんな日がくるなんて…」うちの子自慢BBS | 株式会社キッズパワー

自閉症・広汎性発達障害がある子供とご家族向けの個別訪問・集団セラピー、ペアレントトレーニング等。

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2017年12月02日

「こんな日がくるなんて…」

「ガチャ母さん 兵庫県」さんの投稿

キッズパワーでお世話になって 
この四月で4年。 

最近 

継続をがんばってよかった。 

いままで療育をつづけてよかった。 

と思う場面が増えた。 

今日の三宮からの帰り道 

※このごろなるべくガチャピンの先回りして口出ししないように努めている。 

きっと自分でやれる。 
といいきかせて、ぐっと母は我慢をする。 

マックによって食べ終わったあと 
暑くてのどが渇いたのか今日は飲み物が足りなかった様子。 

本人がそろそろいこというまで待っていると? 

「ママ帰ろう。」 
「うん、トレー片づけて」 

1回目はトレーごとダストボックスにいれてしまった。 

でも今日は2回目 
「ぼくできる」といって、自分でかたづけた。 

「できたね」と母は声かけて外へ。 

 「今日は買い物にしたいからいつもと違う電鉄会社の電車にのっていい?」 

ときくと「うん」 

(以前は何にのるの?と連呼していた) 

ホームに上がるとあおるような電車の発車ベル、 

はっと思って「これにはのらないよ」というと 

「うん、分ってる」 

母があせってないから、気づいている。 

駅についてスーパーへ 

飲み物をかっていいよというと、 
遠慮して小さいものを選ぶ。 

「500mlでもいいよ」というと、 
「だめかなあとおもった」という。 

外にでてさっそく飲もうとペットボトルを開けようとした。 

母「開けよか」と声をかけようとしたが我慢。 
歩きながら固いペットのふたを自分であけた。 

歩きながらだとのみにくいと思ったのかバスを待つベンチへ。 

あいにく大きな荷物をよこに置いた男の人がすわっている。その人の顔を息子が見る。 

その人が荷物をどけて、「どうぞ座ってのみ」 

といってくれる。 

すかさず 「有難うございます」 

とこたえて座って飲み物をのむ。 

しばらくしてバスがきた。 

自然立ってにバス待ちの列に並び母と乗る。 

坂道をのぼるバスなので、寝入っている女の人の横にひとり座らせる。 

「ママ荷物だけおかせて」というと 
「いいよ」 
といってスペースをあけてくれる。 

「後ろに席が空いたからママ座ってくる」というと 

「うんわかった。」 

そこからゲームを音なしではじめる。 

寝入っている女の人が起きてうごいて、そろそろ降りるようなそぶりをみせた。 

その女の人が降りるには通路側のガチャピンが立たないといけない。 

ああ、ガチャピンはきづかないだろうから、後ろから声をかけなくては。 

と思ったが、また我慢。 

「すいません」という小声にさっと反応して席をたって、奥の女の人をとおしてあげることができた。 

気づいた・・・ 

感動してボー然としていると、 

私たちの降りるバス停についていた。 
息子が「ママ降りないの?」 
とちょっとびっくりして声をかけた。 

「はっ、降りる!ガチャピン教えてくれてありがとう」 

そして家まで並んで歩く。 

本当にすべてスムースにできている。 

こんな日がくるとは思わなかった。 

まだまだそれでも彼なりの問題は山積み 

だけどだいぶガチャピンを信頼できるようになった。 

江口さん寺口さん荻原さん彩ちゃんキッズのみなさん  

本当にありがとう。 

「キッズパワー」さんの返信コメント

ガチャ母さん、投稿ありがとうございます。 4年になりましたね。 長いような短いような… お母さんが家庭で療育していくことは、簡単なことではありません。 でも、その数年間が、ガチャくんのこれから数十年の日常を支えます。 この時期にしかできなかったことと思います。 ガチャ母さんの投稿は、ただの日常場面を羅列されているだけなのですが、 私たちが当たり前のように過ごしている日常が描かれるようになることこそ、 療育の目指すところだと思います。 余りにも自然な動きですが、端々に療育で練習したからこそ出来ている自然さがあり、 私には、とても愛おしい投稿でした。

「キッズパワー寺口」さんの返信コメント

ガチャ母さん、投稿ありがとうございます。 もう4年なんですね〜。 投稿を読みながら、幼稚園までの道のりを泣き叫びながら?歩く練習をされていたころを懐かしく思い出していました。 あの頃はいったいいつできるようになるんだろう・・・、いつになったら日常生活がもっと楽になるんだろう・・・なんてくじけそうになりながらの日々だったかと思います。(なぜ??と思うような小さなことでもガチャピン君が怒ってしまうこともありましたもんね〜) 投稿を読んで、改めて私もガチャピン君の成長にふれることができました。ありがとうございました。 とうとう卒業、少しさびしいですが、時々様子聞かせていただけるとうれしいです。 これからも年齢があがるにつれ、その年齢ごとの課題も出てくるかと思いますが、今まで通り一つ一つ超えていってくださいね。 大きくなったガチャピン君に会えること、楽しみにしています。

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